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断食健康法

断食について>
 断食(だんじき)というと「苦しくて、とても自分には出来ないと」とか、「食事をたった一食抜いても我慢出来ない、ましてや何日も食べなかったら死んでしまうのでは?」とか言った「誤解」や「偏見」などを持たれがちだが、決してそうではない。
断食というものに対してそういった「誤解」を持たれているのは、
「日常生活の中で断食をしようと考えているから」であろう。普通の生活や仕事をしながら何日も食事をとらないということはとても出来るものではない。誰だってそういう事は出来るものではない。ちゃんとした施設や療養所・病院などで、そこでの指導に従いながら、日常生活や仕事からも離れて行わなければ危険でもあるし、とても私たち普通の人間にはできるものではないと思う。

 昔から、偉大な宗教の教祖(お釈迦さまや、イエスキリストなど)も断食をして精神修養をし悟りを開いておられる。また、各界の著名人など数多くの人々が断食をしておられるそうである。
私は
自信を持って断食の素晴らしさを実感している。
時々、新聞やテレビのニュースで「山や川で遭難した人が何も食べなかったが、水だけを飲んでいて1週間ぶりに救出された。」とか、「船が故障して何日間も漂流し、そのうちに食料も水もなくなり、雨水を飲んで1ヶ月後に無事救出された。」とかいう話が実際に起きていることは何を物語るのだろうか?

 人間をはじめ、動物は体内に蓄積された脂肪を燃やしながら何日間も飢餓に耐えながら水だけで生きていける力を持っているのである。熊やヘビなどの冬眠動物も何ヶ月間も絶食しながら春を待っている。私たち現代人も、飽食のために、体内に過剰に蓄積されている脂肪を減らすことによって、いろんな病気の危険から我が身を守る方法のひとつとして断食をするのもいいのでは?

<私の断食体験記>
 私は今まで、奈良県生駒市の生駒山の中腹にある静養院断食療養所」や病院(クりニック)で断食を数多く体験している。この時は、「肥満顔」だった顔が相当にほっそり顔になったので「改造人間」と言われた。
静養院では
26才で第1回目の10日間の初断食をしている。その後、下の表のように、56才の現在まで7回目か8回目(?)の断食をしている。ここでは、最長で10日間の断食が1回、8日間や7日間の断食や6日間、5日間、最短で4日間など合わせて7回位は行っている。(下表参照)毎回、「肥満顔」が「ほっそり顔」になるが、肥満傾向の体質のために、何ヶ月か後には、だんだん元にもどり、最高体重もだんだん高くなっている。「如何に体重をコントロールするかが課題である。」

静養院における断食の記録
(記憶や修了証が出されるようにからわかっているもの)
年月日 年令 日数 年月日 年令 日数
昭和50年8月 26 10 平成10年8月 50
・・・ ・・ ・・ 平成12年8月 52
平成 5年8月 45 平成14年8月 54
平成 8年8月 48 平成16年8月 56

奈良県の静養院断食療養所の他にも、先生が亡くなられたために、今はもうないが、その当時は断食をやってみようという人にとっては、全国的にも有名だった「某クリニック(宮崎市)」での最長21日間の断食をはじめとして、10日間や7日間の断食など約4回は体験している。
2カ所合わせてもう10回以上は体験していることになる。



静養院での入所期間


<6日間断食の場合>
 
個人差があり、いろんなケースがあると思うが、最新の私の場合は次のようなスケジュールだった。

予備断食3日間
 1日目、2日目、3日目と少しずつ食事の量を減らしていく。最初は「7歩粥(がゆ)」からはじまり「5歩粥」、「3歩粥」へ。「粥(かゆ)」というのは「おかゆ」(やわらかいご飯)のこと。おかずの量もだんだん少なくなっていき、消化しやすいように、やわらかくなってくる。最後の3日目の夕食はカップ1杯の重湯と梅干し1個だけ。
重湯(おもゆ)というのは、水をたくさん入れておかゆを炊いた時に上の方にできる「どろどろの液体」、この部分にも米の養分が入っている。3日目ともなると少しは空腹感が出てくるが、序々に減らしていっているので、そうきつくはない。

                                              
本断食6日間
 水だけの期間である。水をたくさん飲む必要がある。(いや、飲まなければ衰弱してやがては死んでしまう。)空腹感はある程度は感じるが、体力は確実に落ちていく。机(こたつ)についの読書はきついので、自分の部屋や休養娯楽室で寝ころんで読書をすることが多かった。最初の10日間で5冊の本を読んだ。5日目くらいまではかなりきつかったが、最終日の6日目になるとそうきつくはなかった。

回復食6日間
 回復食の1日目は朝、昼、夕の3回とも重湯と梅干し1個だけ。(いきなり普通の食事は胃にとって危険である。)塩分をとるために、梅干しは塩気がなくなるまでしゃぶり、種まで食べた。2日目は3歩粥、みそ汁、少量の練った海苔で、みそ汁の香りとおいしさがたまらなかった。
3日目からは5歩粥と朝はみそ汁、昼と夕はサラダや豆腐、ナスの煮物、など消化しやすいやわらかい料理をとらなければいけない。排便の方は、ここにやってくる日の朝、自宅であったのを最後に、1回復食の5日目に、13日ぶりにあった。


静養院での過ごし方


朝夕の正座
 朝6時30分からと夕方の6時から休養娯楽室で般若心経をみんなで3回唱え、その後向きを変えて、「正座の辞」がある。その間、約15分である。私は、毎回欠かさず出席してきた。

読書
 休養娯楽室に数多くの本が備え付けてあるので、読書には困らない。マンガ本も多いが、歴史小説なども置いてある。入所者が置いていった本などを合わせて数百冊はあるようだ。

テレビ
 ケーブルテレビも入れればたくさんのチャンネルが見られる。
娯楽室で入所者の何人かと一緒に主に、料理番組を見るのが、30年前も最近もあまり変わっていない。
ビデオも別の専用機で見ることが出来る。

散歩
 「静養院」のすぐ近く、歩いて1分くらいの所に「宝山寺」がある。絶好の散歩コースである。また、宝山寺の近くには、いくつかの滝もあり、ここで打たれるのもいい。散歩は体力が回復してから行ったほうがいい。

食事
 本断食期間は食事はないが、予備断食期間と回復食期間は自分の部屋に食事を運んでもらえる。
断食がやっと終わって、回復食の第1日の朝の「重湯」には「ありがたさ」、「感謝の気持ち」、「生命の尊さ」などを感じながら、時間をかけてゆっくり食べるのが大切である。

洗濯
 着替えが必要なので、何日かに一度は自分で洗濯しなければならない。洗濯も修養の一つである。洗濯物は自分の部屋に干していれば翌日には乾いている。洗濯機が2台と、乾燥機が2台置いてあり、洗濯機は1回100円入れれば脱水まで出来る。特に、乾燥機で乾かす程でもない。

ふとん干し
 何日かに一度は、天気のいい日に、自分のふとんを干した方が気持ちがいい。布団を干している間は休養室で過ごしたり、また自分の部屋の畳に寝転がって読書などをすればいい。

朝夕の体重と体脂肪率の測定
 体重は入所(入院)初日に82.5kg、回復食2日目の75.5kgが最低体重だった。体脂肪計で体脂肪率を計れば、体重と体脂肪率で自分の体内に溜まっている脂肪の量が計算できる。
今回の私の場合には、
本断食3日目朝
 体重78kg、体脂肪率34.8%で体脂肪の量は78×0.348=27.144kg
回復食5日目朝
 体重は少しもどって76kg、体脂肪率28.8%で体脂肪の量は76×0.288=21.880kg
なんと、6日間で体脂肪が 5.256kgも減っている。体内の内臓諸器官や血液中にあった脂肪がこんなにも減少したのである。仮に、5〜6kgの脂肪を寄せ集めて見たらどれくらいになるのだろう。おそらく、ぞっとするだろう。

体脂肪の減少と体重との一見不思議な関係
体重について見ると
 78kgー76kg=2kg
 ではないのである。それ以上に減っている。
ちょっと不思議に思えるが、これは何を意味するのか?
体重はもとに戻っても体脂肪の量は元にはもどってない。
体重は同じでも、人それぞれに体脂肪率つまり体脂肪の量は食事の内容と運動によって違う。
入所1日目の体重は82.5kgであったが、体脂肪計の操作法がわからなかったので測定してないが、1日目と比べるとかなりの量の体脂肪(内臓脂肪や肝脂肪、腹の贅肉の脂肪など)減っているのではないだろうか。
入所する1週間くらい前までは体重が84kgもあった。一時期は85kgもあった。体脂肪の量は測定してないが、その頃と比べれば確実に危険な体脂肪が減少したことになる。

体重と体脂肪率および体内の脂肪の量の推移のグラフ

 今後、体重は同じに維持しても日頃の運動と食事の内容によっては健康にもなり、また病気を引き起こす危険が増大するのではないだろうか。
体内から余分な脂肪を落として健康な体を取り戻すために、断食は最良の方法の一つと言えるだろう。

断食に興味を持たれた方は静養院断食療養所のホームページをご覧ください。

静養院断食療養所で過ごした風景

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